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美しき祖国 (日本)

item20140506003去年天皇陛下がパラオをご訪問されました。大東亜戦争への慰霊が目的です。パラオは世界でもっとも親日的な国の一つです。陛下が訪問された4月9日は陛下のご訪問を記念してパラオ・ぺリリュー州では祝日に指定されました。

 

パラオ諸島は16世紀ごろから白人の侵略を受け、19世紀にはスペインの植民地になっていました。過酷な植民地統治のせいでパラオの人口の90パーセントが消失したと言われます。(朝鮮半島や台湾では逆に人口が約2倍になっています。日本の統治はいわゆる植民地統治ではありません)。20世紀にはドイツの植民地になり、第一次世界大戦後は日本の委任統治国となりました。日本人が最初パラオに来たときパラオの人々は、また日本人も白人と同じように私たちをひどい目に会わすのではないかと警戒していました。しかし日本人はそうではありませんでした。道路や病院を作り、法律を整備して本国日本と同じように国家として必要なあらゆるものを整えていきました。特に教育に関しては学校をたくさん作り識字率を上げ、パラオの人々の教育向上に努めました。白人の植民地はすべて愚民化政策を採用しています。現地の人々が統治者の理不尽な指示にも反抗しないように、教育の機会を奪っていました。知恵をつけると反乱を起こすからです。

 

今でもパラオには直接日本の教育を受けた人々(80代以上)が存命でいらしゃいます。当時日本からたくさんの先生がパラオに赴任していきました。パラオの高齢者に日本の先生はどうだったかと聞くと、「先生はみんなこわかった、でもやさしかった。」 と言い。自分たちが今あるのはあのときの教育のおかげだと、だれもが感謝の気持ちを表します。戦後日本に変わってアメリカが統治しましたが、そのとき日本の影響を一掃しようと、教科書に日本軍が残虐であったというような虚偽の記述をしました。しかし学校から帰ってきた子供たちが、教科書にある日本軍の残虐な記述について両親に尋ねると、「そんな馬鹿なことがあるか、私たちがあるのは日本のおかげだよ。」 と言って否定します。なのでアメリカは、日本悪者説の洗脳に失敗しました。(にもかかわらず、祖国の日本人が洗脳されているのが残念ですが。)

 

みなさんは何のために勉強していますか。「将来いい仕事に就いて不安のない人生をおくるため」 というのが一般的でしょう。福沢諭吉が言うように、「一身独立して一国独立す」で、個人の独立が何より大事ですが、私たちの祖国日本は豊かで治安もよく、世界中でもっとも住みやすい国の一つです。それは私たちの先人が築いてくださったからなのです。そのすばらしい祖国を受け継ぐのが私たちの役目だと思いませんか。自立することが大前提ですが、大人になれば祖国を受け継ぎ、役に立つ人になるという志を持つことも大事です。近頃自己実現とか言って個人の欲望を満たすことがうたわれますが、それは利己主義ともとれます。そうではなくて、祖国に貢献できるような人になりたいという高い志を持って、みなさんが勉強してくださると私は大変うれしいです。

 

陛下が慰霊のためにご訪問されたパラオのぺリリュー島は、島の攻防をめぐって日米両国が激突した大東亜戦争の激戦地です。日本軍は現地パラオの人々と友好的だったので、パラオの人々から自分たちも日本軍と一緒に戦いたいという要請がありました。でも日本軍はそれを強く断っています。パラオの人々は会議を開きみんなで決意して、「自分たちも一緒に米軍と戦わせてくれ、死は覚悟の上だ」 というものでした。日本軍は現地の人々を犠牲にしてはいけないという配慮から拒絶しました。そして日本軍は玉砕(全員戦死)しました。

一方米軍は最前線(致死率の高い一番危険なところ)はすべて黒人でした。また英国軍は最前線はインド人や植民地の人々です。日本は朝鮮半島からは徴兵もしていません。志願兵は募集しましたが、それに合格して採用される競争率は、昭和18年の時点でなんと50倍です。

 

現地の人たちの協力を断って戦死をとげられた司令官は、中川州男大佐(当時)といいます。中川大佐を含めそのころ我々の先輩が、文字通り命がけでがんばったおかげで親日国パラオがあり、今の私たちの美しい祖国日本もあるということを忘れてはなりません。そしてそれを毀損せず受け継ぐのもまた私たちの役目なのです。そういう気持ちを心のどこかに留めて、高い志を持って勉強励んでくださることを私はみなさんに期待しています。

 

 

 

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